施工事例
日産NV350 日産 NV350キャラバン E26|P242F・DPF詰まりをMultiSERVEで洗浄|大阪・堺市 E26
日産NV350 日産 NV350キャラバン E26|P242F・DPF詰まりをMultiSERVEで洗浄|大阪・堺市 E26
DPF警告灯点灯・P242Fを診断|施工前後の排気圧力を比較して洗浄効果を確認
日産NV350キャラバン(E26)のDPF警告灯点灯で入庫。故障コードP242Fを確認し、施工前の排気圧力を測定。Wynn’s MultiSERVEによるDPF洗浄と強制再生を実施し、施工後の排気圧力が大幅に改善しました。
今回は、日産 NV350キャラバン(E26・ディーゼル)のDPFトラブルでご入庫いただきました。
診断機で確認すると、故障コード「P242F」を検出。P242Fは、DPF内部の灰分や堆積物による流量制限などをECUが検知した際に入力するコードです。
故障コードだけでDPF本体交換と判断せず、まずは排気圧・差圧配管・センサー値を確認しながら原因を切り分けていきました。
施工前の排気圧を測定
DPFの状態を確認するため、エンジン回転数を変えながら排気圧を測定しました。
施工前の排気圧
- アイドリング(約730rpm):約1.4kPa
- 約2,000rpm:約9.5kPa
- 約3,000rpm:約15.2kPa
回転数の上昇に伴って、排気圧が大きく上がっていることを確認しました。
差圧配管を取り外して点検
DPF本体の詰まりだけでなく、差圧配管の詰まりによっても誤った圧力値が出ることがあるため、配管を取り外して点検しました。
その結果、差圧配管内部に明らかな詰まりは確認されませんでした。
Wynn’s MultiSERVEでDPFクリーニング
今回は、Wynn’s MultiSERVE(マルチサーブ)を使用してDPFクリーニングを実施しました。
DPF内部に蓄積した煤などを洗浄し、施工後に再度、診断機で排気圧を確認しました。
施工後の排気圧
施工後の排気圧
- アイドリング(約730rpm):約1.0kPa
- 約2,000rpm:約1.5kPa
- 約3,000rpm:約3.0kPa
施工前と比較すると、
- アイドリング:1.4kPa → 1.0kPa
- 約2,000rpm:9.5kPa → 1.5kPa
- 約3,000rpm:15.2kPa → 3.0kPa
となり、特に回転数を上げた状態で排気圧が大きく低下しました。
このことから、DPFを通過する際の排気抵抗が大きく改善したことを確認しました。
当初は強制再生できず、最終的に実施
作業途中では、診断機からDPF強制再生を実行しようとしても、車両側の実行条件を満たさず再生できない状態でした。
そのため、無理に強制再生を行わず、まずは差圧配管の点検と差圧センサーの学習を実施しました。
その後、車両状態と実測値を再確認し、最終的には強制再生を実施することができました。
強制再生は約50分かかり、特に開始から最初の約10分間は白煙・排煙が多く発生しました。
その後は徐々に排煙も落ち着き、強制再生を完了しています。
強制再生後に差圧センサー値も確認
強制再生完了後、再度診断機で排気圧・差圧系統の数値を確認しました。
その際、排気流量がない状態でも、フロント側とリア側の圧力表示にわずかな差が確認されました。
差圧配管には明らかな詰まりがなかったため、差圧センサーのゼロ点ずれなどの可能性も考えられます。
ただし、施工後の排気圧自体は大きく改善しているため、現時点では直ちに差圧センサー交換とはせず、今後の警告灯再点灯や数値変化を確認しながら経過観察としました。
洗浄だけで終わらず、施工後の数値まで確認
今回の作業では、
故障コード確認 → 排気圧測定 → 差圧配管点検 → DPFクリーニング → 施工後測定 → 強制再生 → 強制再生後の差圧確認
という流れで点検・施工を行いました。
DPFトラブルは、単に「洗浄して終わり」ではなく、施工前後の数値がどのように変化したか、強制再生が正常に完了できるか、その後のセンサー値に違和感がないかまで確認することが重要です。
今回の車両では、施工後に排気圧が大きく低下し、最終的に強制再生まで実施できたため、DPF内部の排気抵抗改善を数値でも確認することができました。
DPF警告灯、再生回数の増加、加速不良、DPF関連故障コードなどでお困りの方は、お気軽にご相談ください。